今日は遊びに出かけている。
年度末の何度かあった山も乗り越えてやっと仕事も落ち着いてきた。
さっき彼とお昼を食べていたら、隣の席の大学生らしき男の子たちの会話が聞こえてきた。
いわゆる意識高い系のようで就活のことを話していた。その自信の根拠は一体何なのかと聞いてて不思議に思った。
仕事がつまらないと愚痴ばかりのサラリーマンにはならないんだと豪語していた彼の話を聞いてて、こうはなりたくないよりこうなりたいと肯定のイメージを持った方がそれに近づけるという話を思い出した。
案外、彼が社会人になったら愚痴ばかりになるんじゃないかと思った。謙虚と感謝の心がない人には何も回ってこない。ああ書いてて耳が痛い。
今思えば私も学生の頃は妙に意識を高ぶらせた鼻持ちならない女の子だったように思う。
まあそれも海外に留学して、自分では足元にも及ばない立派なすごい人が世の中にはたくさんいるのだということを知り、完膚なきまでに自信を打ち砕かれたおかげでまあまあバランスの取れた人間になったように思う。あれは荒療治だったな。
なるべく人に迷惑をかけないように、特に彼に甘えすぎないように自分の気持ちを自分でコントロールして、自分が使う分は自分で稼いで、深く頭を下げて相手の気持ちを慮って生きていきたいと思う。
そんなことを思った午後のひとときだった。