新・今日も今日とて

35歳OLの日常(統合失調症と共に生きる)

あの時メールをくれた人へ

同じ病気の人に向けて何を書こうかと考えている中で思い出したことがあるのでそのことを書きたいと思う。

まず最初に一つここで謝りたい。

以前のブログでメールフォームから質問を頂いたことがある。その時の私は字面通りに受け止めてしまって相手の気持ちをくみ取ることができず、しかもメールに気付いたのが受信してから少し時間がたっていたこともあり、結局返信せずそのままにしてしまった。

あのメールをくれた人が今もこのブログを読んでいるとは正直あんまり思えないけど、今が返事を書く時のような気がするので書くことにする。もう今はそのメールを見ることができなくて、思い出せるのは確か就職活動についての質問だったように思う。

就職活動を振り返って

私は障害者雇用で今の会社に入った。ハローワークで見つけた求人だ。

今の会社に入る前はアルバイトをしていた。そこはほぼクローズで(病気のことを職場に伝えず)働いていた。けれど長く働くことを考えると障害者手帳を取った方がいいと思ったので、就活はオープンで(病気のことを職場に伝えて)探していた。

正直に書くと、最初ハロワで障害者雇用の求人を検索した時はびっくりしたし、がっかりした。給料が安いのだ。障害年金をもらっている前提での給料なのかと思った。私は年金をもらっていなかったし、奨学金を返す必要もあったのでもうオープン就活はやめようかと思ったぐらいだった。

だから一般の障害者向け就職サービスも使っていた。登録に行った後何度か会社説明会にも行っていた。

あとはひたすらハロワで求人を見て、いいなと思ったものには履歴書を送っていた。応募してもほとんどが面接にたどりつけなかった。書類選考で落ちてしまう。丁寧なお祈り連絡もあれば、そっけないところなど色々な会社があった。

以前のブログを書籍化して手元に残しているのだけれど、それを読むと就活を始めて2ヶ月ぐらいで今の会社から内定が出たようだ。

就活は応募してもどんどん落ちるし、しんどい時もあったように思う。でも入社してからの方が大変だった。ただそれはまた別の話なので違う機会があれば書きたいと思う。

退院してから就職するまで

就活のことを書くには、それまでのことも書いた方がいいように思うので書いてみる。

私が退院したのは夏の暑い日だったのをよく覚えている。

退院にしろ、就職にしろ、これさえできればすべて上手くいくと思うことは大体が思うようにはならない。両方ともその後が大変だった。退院して家に帰ったらそわそわして落ち着かず、すぐにバスや電車に乗ることもできず、なかなかしんどかった気がする。

私は就職するまでに自宅療養をしてからまずはスポーツジムに通った。それから職業訓練を受けてアルバイトを始めた。退院した翌年の秋には働き始めていた。それには理由がある。

私には学生時代に借りた奨学金の返済があって、1年は猶予してもらえたので何とか1年後には働いている必要があった。何年か猶予してもらえる可能性があるということをその時の私は知らなかった。

奨学金の存在は大きい。これがなかったら今働いていないかもしれない。私にはとてもいいきっかけになった。

体調管理について

さらっと就職までの経過を書いているけれど、一番大切なことがある。体調管理だ。

特に私と同じ病気の人はまずは薬をきちんと飲んで、夜寝て朝起きて生活リズムを保つことが一番重要だと思う。すべてここから始まる。

自分がいつ体調が悪くなりやすいか把握するのもいいと思う。私の場合、季節では春で、曜日でいうと月曜日だ。だから春の月曜日は一番しんどいんだと思う。この春もあまり体調はよくなかった。

あとは、あまり深く考えないことだ。考える時間があるなら何か行動した方がいいと思う。取り越し苦労は損だ。

でも家にいると考えてしまうんだよなあ。私はぐるぐる色々なことを考えてしまっていたように思う。それで疲れてしまう。まあそういう時間も必要なのかもしれない。

最後に、メールをくれた人へ

メールを送ってくれてありがとうございます。お返事しないでごめんなさい。

元気に過ごしていて、私に送ったメールのことなんて忘れているぐらいだったらいいのですが。

就活のことでメールを頂いたと思うのですが、私のこの記事で答えになっていたでしょうか。

身体には気をつけて下さい。陰ながら応援しています。