新・今日も今日とて

35歳OLの日常(統合失調症と共に生きる)

暮れなずむ空、赤と白の建設機械、そばの三日月

日が暮れるのが早くなってきましたね。今回はいつもより倍ぐらい書きました。

会社帰りにカフェに寄っています。最近よく行くようになりました。そこから日が暮れる時間の建設中の工事現場を見るのが好きです。作りかけの建物の上に赤と白の大きな建設機械が乗っかっていて灯りがついています。見ていると心の中の一番柔らかい部分をぎゅっとつかまれたような気分になります。

小さい頃の私の夢はケーキ屋さんと大工さんでした。大工さんを目指していらない角材に釘を打ち付けて遊んだりしていました。学校の登下校の途中で左官さんがコンクリートなんかをならしているのを見るとよく見学していました。職人さんもよく邪魔だと散らさずに飽きるまで見させてくれたなあと今思います。

高校生の頃ファミレスでアルバイトをしていたのですがその時厳しかったのは年上のお姉様方でいわゆるガテン系と呼ばれる人たちは礼儀正しく何よりもとても優しかったです。それは私が女の子だったからというのもあったのかもしれませんが私はすごくそのお兄さん達が好きになりました。ぱっと見だと怖そうな印象だったので人は見た目じゃわからないんだなと思いました。とても大きな発見でした。

病気で服薬していて病院の先生から車の運転を禁止されているのですが建機を運転してみたかったなあと思います。車は何とも思わないのですがショベルカーなんかを自分で動かしてみたかったです。

私が建機や足場が好きということに自分ではあまり気づいていませんでした。ある時、私がじーっと建機を見つめていたので夫に好きなんだねと言われて初めて気付きました。何かを作るということにものすごく魅力を感じます。30歳近くになって自分の好きなものを初めて知ることもあるんだなと思いました。まだ他にもあるのかもしれません。まあそれはまた別の話なので、また別の機会にしようと思います。