私はわからない言葉は使わないようにしている。だから夫にも大好きとはたくさん言っても愛してると言ったことは数えるぐらいしかない。愛というものが何なのかよくわからなかったからだ。
ふと夫には裏切られてもいいと思った。この気持ちに名前をつけるならそれは愛なのかもしれない。さだまさしが恋は奪うもの、愛は与えるものと歌っていたけれどそれも前よりよくわかるようになった気がする。夫を幸せにしたい。私と結婚してよかったと言ってもらえるぐらい幸せを感じてほしい。私には何ができるのだろう。
そんな風に思える人と出会えたことに感謝したい。生きてさえいればいいことがあるものなんだと思う。この幸せがいつまでも続くようにと思わず願う。神社にお参りしても最近は自分のことは全然祈らなくなったけど今だけは自分のためにただ祈りたくなった。