新・今日も今日とて

35歳OLの日常(統合失調症と共に生きる)

偏見

私の持病は統合失調症です。

精神疾患です。

自分が診断されるまでは、この病気は名前を聞いたことがあるくらいしか知りませんでした。

正直な話、この病気への偏見はなくならないと思います。

それは何もこの病気に限った話ではなくて、この世のあらゆるものへの偏見というものは、決してなくならないと常々私は思っています。

なぜなら、偏見は自分の身を守るからです。

切り捨てて考える事により思考を停止させて、その人自身を守っているから、偏見はなくなりません。

誰だって自分の身がかわいいからです。

「偏見がなくなりますように。理解が深まりますように。」

こんな言葉を見るといつも何とも言えない気分になります。

理解することは向き合わないとできません。自分に関係のないことなら、誰だって考えたり、時間を割いたりしたくないと思います。

時間も気力も無限ではないからです。

何にでも心を配り、思いやることができる人になることは理想です。現実は、みんな色々抱えています。

実は偏見があるのは、偏見をなくしてと叫ぶその人自身にあるんじゃないかと思ってしまう時があります。

私は、統合失調症への偏見がなくなりますように、なんて書くつもりはありません。

誰だってよくわからない、得体の知れないものは怖いからです。

むしろ関係のない立場にいられるのならば、そのまま遠くに追いやっておいた方がいいと思います。知らない方が幸せなことも、この世にはたくさんあると思います。

私は統合失調症です。

薬を飲んで眠れば治るような病気ではありません。おそらく一生付き合っていくものです。

でも、毎日楽しいです。

ここは私のブログなので、私の書きたいことを書きました。