最近のことです。
電車で前の座席に座っている人の薬指に指輪が光っていました。
パッと一瞬だけ見たのでハッキリとは覚えていないのですが、おそらく婚約指輪と結婚指輪の重ね付けでした。
そのダイヤモンドらしき宝石が光るのを見て、その人のバッグにつけられたマタニティマークを見て、何とも形容しがたい気分になりました。
何だろう、この感情。
ただの嫉妬かな?
でも驚くほど心が凪いでいる。この、遠くに行った友達を見るような気分。
きっと、私はそういう風にはなれないんだろうなあという、諦めに似た覚悟なのかな。
私はお金を愛情だと思っているから、羨ましいんだろうなあ。
でも、もういらない。
タダより高い物はない。
ほしいものは自分で買う。指輪は、ほしいけどいらない。子どもは病気だからきっと産まない。
それが、今の私の選択。
忘れないように、書いておく。