新・今日も今日とて

35歳OLの日常(統合失調症と共に生きる)

もらった本の話

駅前の本屋さんで一冊の本を見かけた。

その本は仕事や働き方について考えた本で私が大学生だった時に知り合いからもらったのと同じ本だった。その時は読んだら正直あまりピンと来なくて働き出したら変わるかなと思ったけれど今読んでもあまりピンと来なかった。でもたぶんとてもいい本だと思う。

その人とは春休み期間だけの短期の事務アルバイトで知り合った。少し年上の穏やかで知的な男の人でたまに職場以外で会っていた。でも私に恋心は特になかったような気がする。それはあちらも同じだったと思う。

その人からは私が統合失調症の急性期でわけがわからなくなってた時にメールをもらった気がする。どうして気がするなのかというとはっきり思い出せないからだ。それは長くて大切なメールだったと思う。内容は思い出せない。それがその人と関わった最後だった。もうあの人の名前もしっかりと思い出せない。本を見て元気にしているかなとふと思い出した。

あの人とは友達よりかは遠くて知り合いよりかは近い関係だった。近所のお兄さんみたいな存在だったように思う。あの人が今幸せでありますようにと何かに祈りたくなった。