私はきっと両親に対してとても怒っているんだと思う。よかれと思ってなら何をしてもいいと考えていることに腹を立てているんだろうか。本当に善人ほど悪いやつはいないと思う。こう書くととても矛盾しているように思えるかもしれないけれどもうそうとしか言えない。悪意があった方がまだ救われる。善意ほど怖いものはない。
そうやって私に自分で宗教を選ばせてくれなかった両親をひどく恨む一方で私も似たようなことをしていたことに今気がついた。私は夫に言わせるとあげたがりらしい。人にプレゼントをすぐあげたくなるのだ。でもそれもきっとあまりいいことではないんだと思う。私はよかれと思ってやっても相手はお返しを考えないといけないだろう。結局、私がいい気分になりたいだけで相手のことを考えられていなかったのかもしれない。
そのことに気がついた時、残念だなと悲しいなが合わさった気分になった。結局私も同じなのだと思った。私は変われないのだろうか。いや、変われるはずだ。気づいたのだから今から変えればいいのだ。いつだって気づいてからがスタートだ。
ゴールはどこにあるのだろう。私はゴールできるのだろうか。そもそもゴールなんてあるのだろうか。世の中はわからないことばかりだ。でもそれでいい、というかそれがいいのかもしれない。わからないことはわからないままで無理に今すべてをわかろうとしなくていいんだと思う。今気づいたことから変えていこう。