朝のテレビのニュースで小学生から高校生向けの英語をたくさん話させる体験施設の話をしていました。
なんだか不思議に思いました。
そんなに英語漬けにしても日本で日常暮らす分には英語なんて全然使わないのに、どうしてそんなに必死に英語を使おうとするんだろう。
将来のためなのかもしれませんが、英語を使う時になってから勉強すればいいと思うんです。
学生時代によく言われました。母国語以上に外国語は上達しないと。
だからまずは国語だと思うんです。まず日本語をたくさん読んで書くことだと思います。文章から相手の思いを理解しようとすることだと思います。自分の気持ちを言葉にすることだと思います。
どんなに言葉が通じてもわかりあえない人はいますが、その逆もあります。言葉はわからなくても通じ合える時もあります。
言葉の問題ではありません。結局はコミュニケーションです。
相手に伝えたい、相手の気持ちを理解したい、これだけです。
このことが、数年前に海外に留学していた私にわかっていればと苦い思いです。
今ならわかる。まだきっと間に合う。
読書の秋だから本を読もう。まだまだ知らない世界がたくさんある。
