子どもだった頃、夏休みがあと何回あるかをよく数えていました。
小中高、それから大学に行くとしてあと何回長い夏休みが残されているのか数えていました。数えてはひとつまたひとつ少なくなっていくのを確認してなくなった後のこと恐れていました。
今、その長い夏休みがなくなった後の世界を生きていますがあの頃の小さい私に社会人の今の方がずっとずっと楽しいよと伝えたくなります。
思い返せばいくら1ヶ月ぐらいの長い夏休みがあっても終わってみれば特に記憶に残るようなことはできていませんでした。それならそんなに長い休みでなくてもいいんだと思います。いや、まあ休みはたくさんあった方が嬉しいですけどね。
社会人より学生の方が楽しいなんてどうしてそう思っていたんでしょうか。社会人は楽しいよって小さな私に言ってあげたくなります。