週の真ん中水曜日です。
今朝は電車でマタニティマークをかばんにつけた女性に席を譲りました。会社の最寄り駅まであと15分のタイミングだったので譲ることができました。これが電車に乗った直後だったら1時間半かかるのでとても声をかけられません。いいタイミングでした。
以前ならマタニティマークに気づいても自分は障害者だからとか相手が妊娠して出産できるということが羨ましくて仕方なくて席を譲ることができませんでした。でも、今朝は譲ることができて、私はまた一つ吹っ切れた気がします。
いつか病院に入院していた頃はまた働けるようになるかどうかもわからなくて元の生活に戻れるか自信もありませんでした。そんな私がお母さんになりたかったなんて思うようになるなんて本当に元気になったと思います。元々はそんなことを考える余裕すらなかったのです。何というか普通の人のように生活できていてお薬と周りのたくさんの人のおかげだと思います。
私は少し欲張っていました。あれもこれもは身を滅ぼします。私の手をすり抜けて通り過ぎたものよりも、手の中に残ったものを大切にして生きた方が幸せだと気づくことができました。
次に電車でマタニティマークをつけた女性を見かけてもたぶんまた席を譲ることができると思います。少し肩の力が抜けて自由になれた気がします。