昨日の夕飯は私の好きなオムライスだった。
わが家では料理は夫がする。夫の方が帰るのが早いのでいつのまにか夫が夕食を作るようになった。食材の買い出しも夫がする。ちなみに朝食は各自で用意して昼食はたまに夫が私の分も作ってくれる。私がする家事は掃除と洗濯だ。夕食後の後片付けも私がする。
昨晩、私が家に帰ると夫がじゃじゃーんと言って今日の夕飯は〜と言ってきた。なになに〜と言って駆け寄るとお皿が見えてオムライスだった。ブログだけで知る私と実際の私はたぶんかなり違うと思う。実際の私はとても子どもっぽいというか子どもだ。家の中の私は小学生みたいな動きをする。昨日もオムライスだ〜！とお皿を受け取ってテーブルに置いた後その場でぴょんぴょん飛び跳ねていた。やったーと言いながら。実家でも飛び跳ねたりはしなかったのになぜか夫の前では子どものようになれる。きっと安心させてくれるんだと思う。
オムライスはとってもおいしかった。夫が作るご飯はみんなおいしい。私はいつか昨日食べたオムライスを思い出すような気がした。とても幸せな時間として記憶に残ると思う。夫と一緒にいると楽しい時間がどんどん積み重なっていく。私は常に覚悟している。私と夫がいつまでも一緒にはいられないのはわかっている。死が2人を分かつのが明日か何十年後かはわからないけれど必ずその日が来るのは確かだ。一瞬は永遠だと思う。あの幸せな一瞬にきっと永遠がある。今日の夕飯は何だろうと思いながら電車に揺られて帰っている。
